当協会が実施する試験の概要は以下の通りです。

試験の種類

第1号、第2号の技能実習の各実習内容に係る評価試験(それぞれ、初級、専門級の試験という)の以下の試験

  • 学科試験
  • 実技試験(製作等作業試験及び判断等試験)

グラビア印刷技能実習評価試験レベル一覧表

名称グラビア印刷
技能実習評価試験
(専門級)
グラビア印刷
技能実習評価試験
(初級)
活用目的技能実習3年目の修得技能等の評価技能実習1年目の修得技能等の評価
学科試験言語日本語(漢字かな交じり+漢字にルビ)日本語(平仮名分ち書き+ヘボン式ローマ字)
解答方法真偽法(○×式)
問題数30問20問
試験時間60分
実 技 試 験試験方法製作等作業試験+判断等試験
試験時間70分
合格基準【学科試験】65点以上の得点 【実技試験】60点以上の得点
判定期間試験後3~7日
受検資格実務経験24ヵ月以上実務経験6ヵ月以上
評価する技能レベル印刷職種・グラビア印刷作業の初級の業務を遂行するために必要な技能及びこれに関する知識のレベル (技能検定3級相当)印刷職種・グラビア印刷作業の基本的な業務を遂行するために必要な基礎的な技能及びこれに関する知識のレベル (技能検定基礎級相当)
(様式1-1-①号)

適用範囲等

食品・飲料包装等の生活産業機材、医薬品包装、建材等ライフラインを支えるグラビア印刷製品の製造工程が一貫して管理された工場で製造する作業を対象としています。

事前に必要な資格

事前に必要な資格はありません。

試験問題の例

過去の試験問題(参考問題)はこちらからご確認できます。

学科試験、実技試験の問題サンプルはこちらからご確認できます。

試験時の注意事項

事前に注意事項を必ずお読みください。

グラビア印刷作業における安全衛生(服装と保護具)

上図は、グラビア印刷作業において、一般的な状況での安全衛生確保のための服装及び保護具についてまとめたものです。異物混入防止や毛髪混入防止、手洗いやアルコール消毒、そしてエアーシャワー室を通過しての工場入場についても、試験の内容となります。

(※図の青枠の内容は必須内容。緑枠の内容は推奨内容で、形状・色などの指定をするものではありません。)

備考

グラビア印刷は、食品のフィルム包装に多用されるため、材料となる有機溶剤や、有機溶剤を含むインキ等を正確に取り扱う技能が必須となります。また、重量のある版・フィルムを運搬する際や、機械への取り付け時には、安全に作業を行うための技能が必要です。
このように、グラビア印刷の製造工程では、前準備作業・本番印刷前調整作業・本番印刷・後作業などの各工程で、さまざまな技能を要求されます。
このため、本職種の技能実習評価試験では、グラビア印刷の製造工程における基本的な技能について試験し、現地に戻った場合にも困らないよう、等級が上がるに従い、技能の範囲・難易度を広げて体系的な技能の習得ができるように構成しています。
したがって、評価試験については一般的な状況での技能習得を評価できる内容となるよう配慮しております。
しかしながら、技能実習の現場で実際に作業されている製品や機械等と、この評価試験で扱う製品や機械等の相違から、作業条件は異なる場合がありますので、事前に評価試験の標準的な情報を公表するものであります。