食品包装印刷の目的と機能
食品包装の機能
流通の円滑化、消費の簡便性
保管,輸送,貯蔵においての包装による食品の破壊,損傷を防ぎ,小分け包装をすることによって、流通の円滑化と消費に適する便利性を与える。
商品価値の向上
包装形態,色彩,デザインにより商品の外観を良好にし、商品価格を高め、購買意欲を増加させる内容食品の品名,製造月日,製造者,使用法の内容物表示できる食品包装を行う目的は、食品の種類,加工法,性状により異なるので、包装する食品の性状流通条件を検討した上で、包装材料,包装技法を併用し検討する事が必要となる。
※内容物が何かで、包装構成が確定する場合が多い。
内容食品の保護,保質保全
食品は種類が多く貯蔵性が異なる為、化学的,物理的,生物的な品質変化を可能的最小限にとどめる事が必要となる。
また、以下三つの要素から、内包製品を守ります。
- 生物的環境要因
微生物・・・細菌,酵母,カビ等昆虫類・・・ダニ,ハエ等
- 化学的環境要因
油脂の酸化,変褪色,ビタミン類等の栄養成分の減少,分解,有害成分の発生,味,香りの変化 - 物理的環境要因
水分の減少(目減り),吸湿,香辛料の香料成分の散失,外的力による破損,
これらを防止する一般的手段は加熱,低温,乾燥,防腐剤等の添加,放射線 殺菌,ガス充填,抗生物質の添加等の物理的,化学的手法を行う。
包装袋の基本品質
- 美粧性
- 衛生性
- 簡便性(便利性)