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環境対応への12年の軌跡 Part4
コンバーティングの明日を考える会への取り組み
環境対応への12年の軌跡 1999年~2011年
コンバーティングの明日を考える会の歩み 2013年6月~
私たちは、12回に及ぶ環境対策協議会、7回の地球温暖化防止実行委員会等のセミナーを通じて、個別企業では、解決出来ないことを実践し、現場から導入会社の立場で最小の投資で最大の効果を上げるための検証をした。そこでは大気汚染防止=VOC排出抑制と社会の要請である温暖化防止=CO2排出量の削減に向かっての活動であった。
それにより、VOC排出削減努力は省材および省エネと軌を一にしたもので、包装材料生産工程における作業環境改善にも寄与し、さらなる安全を目指すことが出来た。またCFP(カーボンフットプリント)の理念は合理化への実践の段階に及んだ。その成果は低炭素社会化への潮流と安心への努力は包装産業、取り分けグラビア印刷の持続的成長を実行にするための準備を整えることになった。今後はグラビア印刷関連業界全体でこの貴重な知見と経験を共有し、食品パッケージの社会的責任の重さと価値の認識のレベルアップに繋げることが私たちの使命であるとした。
それには大手も中小も企業の垣根を越え、ともに明日へ向かわなければならないと考え、「水性問題勉強会」⇒「環境対策協議会」⇒「地球温暖化防止実行委員会」そして今回発足のはこびとなった「コンバーティングの明日を考える会」へとversionupをし、広いステージに踏み出し、さらなる進化を求めることとした。
20年も続く日本のデフレ社会、PBブランドをはじめ、すべて低価格の方向に走っているように見えるが、永年この業界で過ごし、将来への展望は私たち自身が正しく認識し単に競争意識や「自分さえ良ければ病」にかかることなくサスティナブルな業界として社会的なニーズに応えていきたい。
さらに、「コンバーティングの明日を考える会」では、生活文化の安全・安心を目指し、またライフラインを担う当業界の持続的成長と地球環境との共存を真剣に議論し、業界が抱える多くの課題についても考え、実行する場として広く門戸を開きたい。
グラビア印刷業をはじめコンバーティングに関わる業界、企業の皆様にはぜひともご支援、ご協力を賜りたくお願い申し上げる次第である。
平成25年5月20日
コンバーティングの明日を考える会委員長 田口薫
*本足跡は、過去に全国グラビア協同組合連合会機関誌「GPJAPAN」に掲載された記録、当日配布されたレジメ、報告書、コンバーティングの明日を考える会事務局(関東グラビア協同組合連合会)、田口薫実行委員長より提供のあった資料等を元に、可能な限りフォローし作成したものです。一部、記録が不完全な箇所がありますが、あらかじめご了承下さい。なお、記載に当たり肩書きは当時のままとし、敬称は省略させていただきました。
第1回コンバーティングの明日を考える会セミナー
「サスティナブルな業界を目指して」
良い職場環境と適正品質で安心安全なもの作り
日時:平成25年(2013年)6月13日13:30~17:00
場所:すみだリバーサイドホール(東京)
参加人数:320名
1. | 開会挨拶 田口委員長10分 |
2. | 有機溶剤について 伊藤労働衛生コンサルタント事務所 |
3. | 「優越的地位の濫用」「消費増税」等について 公正取引委員会事務総局 |
4. | 電力需給見通しと火力燃料について 東京電力㈱ |
5. | フイルムメーカー及び顧客含めたサプライチェーンへの提案と理解 |
6. | リーンプリンティング認定取得にあたって 東京加工紙㈱ |
■A4判53頁
第2回コンバーティングの明日を考える会セミナー
「サスティナブルな業界を目指して」
包装の価値、それは安全と安心へのこだわり
日時:平成26年(2014年)4月21日
場所:すみだリバーサイドホール(東京)
◆主な内容
詳細は後日ご案内しますが、下記の内容を主として取り上げる予定です。
○優越的地位の濫用/下請法の解説
○印刷工場の安全確保を実現する労働安全/消防安全の心得【第2版】
○Swiss Ordinance(スイス条例)について
○フイルムメーカー及び顧客含めたサプライチェーンへの提案と理解
○グリーンプリンティング認定工場の周知度とメリット
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